品位：99.99％の銀製
重量：1オンス
鑑定：MS-70



コインの基本情報

このコインは、オーストラリアの「パース造幣局（Perth Mint）」が発行した、純度99.99%の高い銀で作られた1オンス銀貨です。

発行枚数は25,000枚に限られており、そのうち「PCGS（ピーシージーエス）」というアメリカの鑑定機関で最高評価「MS-70」を受けたものはごく一部です。

さらに、初期出荷分であることを示す「ファースト・ストライク（First Strike）」として認定され、特別な「スワンラベル」がついたものは、わずか626枚しかありません。

コインは専用のケースに入れられ、美しい状態をしっかり守るようになっています。


表面のデザイン

表側には、イギリスのエリザベス女王の横顔が描かれています。

この肖像は、イアン・ランク＝ブロードリーというアーティストによるもので、多くのオーストラリア硬貨にも使われてきました。

そのまわりには、発行年である2017年や額面などが表示されています。


裏面のデザイン

裏面には、水面を優雅に泳ぐ白鳥（スワン）の姿が描かれています。

水面の波がコインの縁まで続いていて、まるで本当に水の上に浮かんでいるような印象を受けます。

デザインの中には、「THE 1oz 9999 AUSTRALIAN SILVER SWAN（オーストラリア銀のスワン）」という文字と、パース造幣局のマーク「P」も含まれています。

この白鳥は、まるで今にも飛び立ちそうな躍動感があり、シンプルながらも上品で印象的なデザインです。


PCGSとMS-70って？

PCGSは、コインの本物かどうかや、その状態を専門にチェックしてくれるアメリカの機関です。

MS-70という評価は、キズや汚れが見当たらず、とても美しい状態であることを示しています。

「ファースト・ストライク」とは、コインが発行されてからすぐに出荷されたことを表していて、状態の良さに加えて「タイミング的にも特別」であることがわかります。


スワンとパース造幣局

白鳥は、パース造幣局にとって特別な意味をもつ生きものです。

造幣局がある場所「パース」は、もともと「スワン川（Swan River）」の近くにできた町で、かつては「スワンリバー・コロニー」とも呼ばれていました。

この白鳥は、造幣局のロゴにも使われていて、「優雅さ」や「伝統」、そして「美しさ」を象徴しています。


白鳥の意味

白鳥は、見た目の美しさだけでなく、「一途な愛」や「絆」のシンボルとしても知られています。

多くの白鳥は、一生同じパートナーと寄り添って暮らすといわれており、その姿はとても心を打ちます。

世界には約7種類の白鳥がいて、主に植物を食べて生活していますが、最近は環境の変化によって数が減ってきている種類もいます。


シルバースワン・シリーズについて

このコインは、年ごとにデザインが変わる「シルバースワン・シリーズ」の第1作目として登場しました。

コアラやカワセミ（クッカバラ）のコインと同じように、毎年ちがった白鳥の姿が楽しめるシリーズになっています。

美しさと、オーストラリアの自然や歴史が感じられるデザインで、多くの人の心をひきつけています。



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【型番】AP150140