1851年、ヴィクトリア州で金鉱が見つかり、南オーストラリア州からは大量の住民が手持ちの現金と共に東へ流出することになりました。これによる現金不足で財政破綻の危機に直面したアデレードの南オーストラリア州政府は、1852年、保有する金塊で製造した臨時通貨を発行しました。
通称アデレード・ポンドと呼ばれるこの金貨の最初の打刻印は、50枚を製造したところで、ひび割れの為に放棄され、以後は予備の打刻印によって製造が続けられ、25,000枚ほどが製作されました。
ひび割れた最初の打刻印によって製造された50枚は1型、予備の打刻印によって製造されたコインは2型として分類され、アデレード・ポンド1型のコインは大変希少で価値のあるコインとなっています。

バイメタル貨は金製内円部と銀製外縁部が組み合わされており、内円部はアデレード・ポンド1型金貨のレプリカとなっています。
金貨裏側の上端、DWTの文字の横には、1型金貨の特徴である打刻印のひび割れの跡が再現されています。



限定： 300 枚

品位： 内円部:K22(91.67%)の金製、外円部:99.99%の銀製

直径： 41.0 mm

厚さ： 4.0 mm

重量： 46.66 g (金:約23.3g、銀:約23.3g)


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【型番】20H67AAA